クラウドファンディングでの成功をへて、2021年の5月から商品化されたCRAFT POTION/クラフトポーション。
今回はCRAFT POTIONの生みの親、合同会社一一(かずいち)の田中美央さんにお話をうかがいながら、CRAFT POTIONの魅力と歴史を紐解いていきます。
田中美央さんのこれまで
田中さんは1989年に新潟県新潟市で生まれ、旅行会社に新卒で入社するも、5年勤務したのち、地図上ではないリアルな世界を見たいと思い、旅に出ました。20ヵ国を回りながら、世界を知り多くの人に出会う中で、自らの故郷の魅力を再発見する自分と故郷について十分に知らない自分という二つの自分に出会いました。
素敵な故郷をもっと発信していけるようにと、2016年から三条市の地域おこし協力隊に着任。最初に任された仕事は、地域の農産物を紹介するパンプレット作成。そこで雪国新潟でウコン栽培をする山崎一一さんと出会います。
山崎一一さんのウコンとの出会い
山崎一一さんはご自身が事故に遭われたことをきっかけに、
「自分が健康でいることが、家族の幸せにも繋がっている」
という信念から、多くの健康食品を試し、たまたま沖縄で食べたウコンにほれ込み、通常温暖な地域で栽培されるウコンを雪国新潟でも栽培するという素敵なお人。
田中さんはそんな山崎さんの人柄にほれ込み、地域おこし協力隊としての活動の終わった後も、収穫の手伝いなどを通じて交流を深め、次第にウコンという植物に深い興味を抱くようになっていきました。
ウコン×ノンアルコール のひらめき
2020年初にあることがきっかけで数カ月の断酒を試みた田中さんは、飲まない人の選択肢の少なさ、飲める人と一緒にいるときの居心地の悪さを肌身に実感し、ウコンを使ったノンアルコール飲料の企画を思いついたという。
そして、それは飲める人も飲めない人も互いに居心地の良い場を作ってくれるソーシャルな飲み物でなければならないと直感した田中さんは、アルコール/ノンアルコールどちらにも使えるような、そんな魔法の飲料の開発に乗り出す。
越後薬草との出会い
その思いを後押しするように、ちょうど新潟県産ウコンを探していた越後薬草さんという企業に出会います。社長さんに交渉し、委託製㐀の許可をいただくことに成功しました。
その後、
「ウコンの魅力を気づかせてくれるようなドリンクであること」
「ウィスキーやブランデーのようにゆっくり味わうことのできる味わいであること」
「飲める人と飲めない人の垣根を取り去り新たな場を提供してくれるようなドリンクであること」
といった商品への思いなどを越後薬草さんと話し合いながら、綿密なすり合わせの後にCRAFT POTIONは誕生しました。
CRAFT POTIONとは?
こうして誕生したCRAFT POTIONには、田中さんの思いが反映されており、
表面には飲めない方向けのノンアルコールカクテルのレシピが、
裏面には飲める方向けのアルコール入りカクテルのレシピが、
それぞれ掲載された新しい二面ラベルが採用されており、垣根なく誰もが満足できる商品になっています。
ウコンも華やかな香りが特徴の春ウコン、アーシーな(大地を思わせる)香りが特徴の秋ウコンがそれぞれ使われており、特に香りに華のある春ウコンは芳香蒸留水としても加えられています。
越後薬草さんならではの他では真似のできない数十種類に及ぶボタニカルの調合により、ウィスキーなどにも負けない複雑な味わいが実現されています。
名前のPOTIONには、健康を気遣ってウコンを飲んでいた山崎さんの思いを引き継ぎ、魔法のように我慢なく、気づいたら飲む前よりも少し健康になっている、なんてことがあればと田中さんは語っていらっしゃいました。
CRAFT POTIONについての詳細な情報は下記および商品ページにてご確認ください。
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CRAFT POTION / クラフトポーション/720ml
【テイスティングコメント】
発酵した土や樹木のようなインパクトのある香り。味わいは対照的にソフトで癖は弱く、僅かに糖分のあるプーアル茶といった印象。旨味が強くフルーツのような酸がある。
【味わいの要素】
糖蜜、キャラメル、プーアル茶、木の皮、腐葉土、木酢液、しめじ、椎茸、ウコン。発酵した土の香り。僅かに糖蜜の甘い香りと揮発的なニュアンスがある。
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