ロンドンでの体験
日和株式会社の創業者、早坂 茉李さんは、クラフト蒸溜所隆盛当時のロンドンで芸術大学に通いディプロマを取得します。
ワイン貿易の中心地であり、カクテル文化のメッカでもあるロンドンに身を置くことで、自然と洋酒文化へ魅了され、この時の体験が契機となりロンドンで知ったお酒とクラフトドリンクという二つの軸からの模索をスタートしていきます。
日和株式会社
帰国後、日本ワイン文化発信地の一つ山梨県勝沼での出会いもあり、早坂さんは人々によい日和を届ける会社、日和株式会社を創業します。
そして早坂さんの日本の自然と伝統を体現するお酒造りやクラフトドリンク作りに共感する人たちが集まっていくことで今日の日和株式会社が誕生しました。
kizashi誕生まで
kizashiの誕生は会社の創業から1年半後の2019年10月です。
kizashiの構想自体は、早坂さんに共感して集まったうちの一人が、お酒離れがさけばれるようになっていた2010年頃から持っており、ちょうどその頃はプレミアムトニックウォーターとしてフィーバーツリーが国内の飲食店などでブームになっていた時期でした。
時代の潮流からして、プレミアムなトニックウォーターの将来性は十分なように思えましたが、日和の考える日本の自然や伝統を活かしたクラフトドリンク造りとの折り合いがつくにはまだ多少の時間が必要でした。
世界と戦えるトニックウォーターづくり
日本の伝統的な自然素材など研究していく中で、出会ったのが縄文時代より生薬としての歴史を持つミカン科樹木の「キハダ/黄檗」でした。
すっきりとしながらも柑橘科ボタニカル由来の苦みのある力強い味わいは、トニックウォーターの素材としてぴったりでした。ただキハダ自体に酸味や甘みはないため、そこにシークヮーサーの酸とカボスの爽やかな甘みを加えます。
さらに香りの要素として着目したのは柚子でした。
国内の柚子名産地と言われる地域のものをそれぞれ比較し、山梨県富士川町の穂積の柚子が選ばれました。
穂積で育つ柚子は、この地域の独特の激しい気温の日格差の影響で、香り成分をたっぷり含んだ厚い皮を持ち、さらに今日では珍しい手搾りで柚子果汁を抽出します。
機械搾りでは、種や余分な繊維質まで圧搾することで雑味が入ってしまいますが、職人の手により優しく搾りだされた果汁は心地よい芳香成分のみを抽出してくれます。さらに果汁本来の味わいを損なわないようにするため、無濾過にこだわりました。
こうして全てのピースが揃い、プレミアムトニックウォーター“kizashi”は誕生しました。
伝統から生まれ、今を応援し、未来を担う飲料に
日本の伝統と自然から生まれたプレミアムトニックウォーターは“kizashi”と名づけられました。
そこには、kizashiを飲むことで「いい兆し、つまりはよいアイデアやひらめきを見つけてほしい」という願いが込められており、そんな刹那的な瞬間を捉えたイメージとしてラベルには風に舞う一輪のたんぽぽが描かれています。
さらに今回、取材に応じてくださった日和株式会社さんはこう言います。
「わたしたちが日本の伝統ある作物を素材として使いたかったのには、日本の良さを発信すること以外に、日本の林業や農業に貢献したいという思いもあります。」
過去から学び、現在の私たちを応援してくれるプレミアムトニックウォーターは日本の一次産業を支えるドリンクでもあるのです。
お酒を飲むときにも飲まないときにも、料理があるときにもないときにも一本ご用意してみてはいかがでしょうか?
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日和株式会社HP:https://hiyori-corp.com/kizashi
インスタグラム公式アカウント:@hiyori_kizashi
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